突発性難聴 闘病記 発症から治療・完治まで

突発性難聴闘病記

2015年に突発性難聴を発症し回復するまでを時系列にしました。

同じ症状で悩む人に少しでも参考になればと思います。

まずこれを読んで同じ症状と思ったら言葉は強くなりますが

『さっさと耳鼻科に行ってください。』

 取り返しのつかないことになります。急いでください。

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突発性難聴発症

2015年の夏の頃の話になります。

奥さんは出産準備の為実家に帰省、僕は新居で1人で引越しの片付けをしていました。

県営住宅に当選し、いきなり引越しが決まったのでドタバタしていたと言うのが現実です。

以前住んでいたアパートから県営住宅が近い事も有り自分達だけで(お友達の力を借りて)の引越しを行いました。

もちろん後片付けは僕の仕事です。妊婦さんを働かせられませんから。

奥さんが帰省し、1人で片付け、仕事も自営業なので拘束時間が長いです。

身体的なストレス(と言ってはいけないのかもしれませんが、)や子供が産まれてからの生活に対する不安があったのかもしれません。

数日後、朝起きるとボーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

と右耳に今まで感じた事の無い違和感を感じました。

聞こえる音は反響し気持ち悪さを感じました。反響音が止まらない。

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何か身体もいつもより怠い・・・

違和感を必死に堪えて仕事に向かいました。職場までは自転車で通勤しているのですが耳の違和感のせいか平衡感覚が掴み辛く徒歩。

職場に到着する頃には、聴力は弱くなりボーと言う音と反響する音で気持ちが悪い。

どうにもならなくなり半休を取り耳鼻科に直行しました。

 

耳鼻科での診察

耳鼻科での聴力検査の結果、低音が殆ど聞き取れなくなっていました。

で、高音だけを拾うから耳鳴りの様な症状が永遠と続きます

 

僕は蓄膿症気味な傾向も有るので鼻から空気を通して耳の通りを良くする処置を行って、改善されない場合は明日来てくれとの事で帰宅しました。

その頃には僕の体調はかなり悪化していて強い吐き気(しかし、吐く事が出来ない)と耳鳴りによると思われる頭痛に襲われました。

ドアの置く音や車のエンジン音が異常に反響し僕を苦しめました。

横になっていても何をしていても苦しい。。。

 

流石に我慢が出来ず翌日朝一で耳鼻科に再度通院しました。

 

再度通院『突発性難聴』の診断を受ける

診断の結果、更に低音が聞こえなくなっており「突発性低音難聴」という病名を聞かされました。

原因としてはストレス・体力の低下等々

真夏の炎天下の中の引越しと奥さんが出産を控えている不安が耳に出たようです。

この時、先生が話している声も反響してしまい殆ど何を言っているのかわからずまるでドリフのコントの様に「え?え?何ですって?え?」と答えていました。

 

そしてこの病気はステロイド剤でないと治らないとの説明を受け、大きな病院で入院して静養も兼ねて治す事を進められました。

しかし、仕事の関係もあり休む事が出来ず止む終えずステロイドの錠剤を飲んで様子を見る事になりました。

ステロイド剤の名前は「プレドニン」始め2日間は3錠を飲みました。

それで様子を見ようと。

 

投薬開始

飲むお薬はステロイド剤のプレドニンと胃を守るお薬がいくつか

1日目・・・投薬開始

変わらず高音がキンキンと反響しボーーーーーーという耳鳴りが続く。

さらに体調が悪化し横になっても何をしても気持ち悪い。

このまま死んでしまうのでは無いかと思うくらいどうにもならずに悶えてました。

食欲も無く、必死にアクエリアスとかOS-1を飲んで耐える1日でした。

仕事の為に入院ではなく錠剤で対処しようと思った事を本気で後悔しました。

 

2日目・・・薬の効果を実感

少し音が落ち着いてきた感じがしました。

高音の反響は和らぎ、ボーーーーと言う音も心無しか落ち着いてます。

しかし、体調不良はそのままで吐き気に襲われる1日でした。

 

3日目・・・難聴が治りかける

聴力に違和感は有るものの反響音やボーーーーと言う音は薄まりました。

気にしなければTVをみたりも出来そうでした。

しかし気持ちの悪さが取れません。吐き気・頭痛・倦怠感が日に日に増していきます。

通院し聴力の経過が良い事から錠剤の数が減ります。

1日3錠から2錠になりました。

 

4日目・・・違和感があるが反響音が消える

聴力の違和感は有るものの高音の反響、ボーーーと言う音は消えました。

しかし体調が優れずまともに動ける状態じゃありません。

本当に入院にしておけば良かった。

 

5日目・・・投薬の量減少・聴力戻る

錠剤は2錠から1錠に。

耳の軽い違和感意外は聴力は通常近くに戻りました。基本的な会話は問題なくできます。

しかし、体調不良が全く良くなりません。

流石に薬の飲み合わせ等々も考える様になりました。

 

6日目・・・聴力安定

依然体調不良は継続

聴力は安定し検査では問題なく明日の投薬で突発性難聴の治療は終了との事。

体調不良に関してはかかりつけの内科に通院する事になりました。

 

7日目・・・治療完了・体調不良継続

全ての錠剤を飲み終え治療は終了しました。

耳は通常通りに聞こえる様にはなったものの依然体調は戻りません。

 

体調不良の内容はまたつづくということで。

 

突発性難聴に関してはここで治療は終了しました。

以下が個人的なまとめです。

同じ症状の方は参考になれば幸いです。

 

まとめ 

・耳に大きな違和感を感じたら直ぐに耳鼻科へ。

(我慢していればいる程ドンドンと症状は悪化し治らないそうです。)

・時間があれば入院して治療した方がいい。

(僕は仕事の関係で休めないと思い入院を拒否しました。これが全ての間違いでした。聴力の違和感以外にも体調面での不具合も出てきます。)

・ストレスを抱えない様にリラックスを心がける

(正直、僕は性格的に神経質・心配性なので日々ストレスを抱えています(^^;)そもそもの原因は僕の性格だったのかもしれません。この病気は再発する事も多いそうなのでリラックスして過ごせる様に心がけましょう)と言っても今も息子や奥さんの心配等々でストレスは貯まりまくってると思います(笑)再発しない様に気をつけよう!!

 

突発性難聴後の体調不良

突発性難聴は回復したものの体力が全く回復せずに過ごしました。

仕事に出ても1日保たずにダウンする毎日。

正直とても辛かったです。

この頃、耳の違和感は無くなりました。

しかし、身体が痛い。特に背中です。

僕は内臓が悪くなっているのかと思ったのですが、かかりつけの内科医さんで検査をしたところ血液や心拍等々の異常は全く有りませんでした。

あまりに酷い状態だったのでありとあらゆる検査をしましたが、やはり異常無し。

先生もストレスによるものではないかという判断でした。

 

この時失敗だったのは心療内科に行ってしまった事。

やはりそこでもストレスによるものと診断されました。

お薬も処方されました。

服用したところ飲み合わせが悪かったのかその日の夜、強烈な吐き気に襲われ目を覚まし、その後悶絶する様な気持ち悪さと戦いました。

結果、その薬の服用はしない方向でただただ胃薬を毎日飲みました。

身体にいいとされている事は全てやったと思います。

しかし、一向に体調は良くならず、たった1ヶ月で体重は8キロ減りました。

 

約2ヶ月ほどしてようやく体調が復調して新年を迎える事が出来ました。

間に胃カメラを飲みました。

結果としては胃潰瘍のあとが発見されました。

僕の体調不良の原因はコレだったようです。

先生いわくステロイド剤の副作用で胃がやられた事による強烈な吐き気と背中の痛みだということ。

副作用は人それぞれなので聴力は回復しても胃の方に薬とストレスのダメージが行ってしまったようです。それに自己判断で心療内科に行って処方してもらった薬が止めをさしてしまった・・・

 

地獄の様な2ヶ月でした。

 

今回痛感したのはお医者様が休めと言ったらしっかり休む事。仕事もとても大切だけど身体は1つしか有りません。自己判断で頑張ろうと思い結果さらに周りに迷惑をかけてしまいました。

あの時お医者様が言った様に入院してしっかりと点滴での治療をしていればこのような事態にはならなかったはず。

 

今更ですが反省・後悔しています。

胃潰瘍も非常に辛い症状です。僕は2ヶ月間普通の食事がとれませんでした。

食べては体調不良になるの繰り返し。とても辛かったです。

完治したから良かったものの。家族に与えた不安も大きかったでしょう。

これから一家の大黒柱にならなければならないのに非常に情けない結果になりました。

 

もし僕と同じ症状の方がこのブログを見ていたらしっかりと治療をする事をおススメします。我慢と自己判断は後々後悔を生みますから(^^;)

 

参考になれば幸いです。